取得学位 | 修士(法学)(明治大学大学院) |
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担当科目 | 商法Ⅱ(会社法) |
専門分野 | 商法 会社法 |
研究テーマ | 主にコーポレート・ガバナンス(企業統治)に関する研究を行っています。企業統治とは、会社の不祥事を防ぐことを目的として、経営者(取締役)の行動を監視するための仕組みのことをいいます。人は、自分が行ったことが自らの利益に直接つながる場合には、そのために頑張る傾向にあります。株式会社(大会社)において利益が出ると、それは出資者(株主)の利益になります。しかし、大会社では、株主=取締役ではありませんので、会社の利益が取締役の利益に直接つながるわけではありません。そこで、取締役はついつい株主の利益にはならないが自らの利益になるよう行動してしまうことがありますが、それをどのように防ぐかを研究しています。 |
教育・研究への 取り組み |
研究については、問題の本質は何であるのかを熟考し、本質らしきものを探り当てたときにそれを他者にどのように説明するのか、ということを常に意識しています。皆さんも大学を卒業すると、就く職業や生活様式如何にかかわらず、同様のこと―今、最も大事なことは何であるかを真剣に考え、それを他者と話し合い、実現に向けて進めていくようなこと―を行うでしょう。そこで、教育については、私の専門分野である会社法に関する諸問題を素材として、何がそもそも問題であるのかを学生自らが発見し、その解決策に関する自らの考えをまとめ、それを他者と話し合うことにより理解を深め、より良い解決策を検討するということを行っています。 |
趣味 | スポーツは全般的にすることも見ることも大好きです。愛犬と遊んでいるときが一番癒されます。 |
おすすめの作品 | 司馬遼太郎「竜馬がゆく(一)~(八)」(文春文庫) |
受験生へメッセージ
私は基礎力がとても大切であると考えています。基礎力は、問題を解決するための土台となるものです。皆さんは、今まで分からなかったこと(できなかったこと)が急に分かる(できる)ようになったという経験をしたことがあるでしょう。それはまさに、ある基礎力がしっかりと身に付いたことのあらわれであるといえます。そのためには根気も必要ですが、好奇心を持って取り組むと、苦手なことでも徐々に楽しくなってくるものです。誰でも紆余曲折、好不調の波はありますが、過去の自分とよく比較してみると、意外と成長している自分を実感できるのではないでしょうか。それに気が付いたら、また一つ頑張ってみましょう。
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