市民活動と地方議員の現場で働いてみる

社会問題は、みんなの力を合わせて解決していく必要があるという意味で「公共性」を持つ課題です。「公共」と聞くと政府や自治体を思い浮かべますが、実際には財源や職員の不足で市民のニーズに必ずしも十分に応えることができません。企業の提供するサービスも、高いお金を払える人でないと受けられません。そこで出番となるのが市民社会、とくに非営利・非政府組織(NPO・NGO)の活動です。地域に根差した政治家の活動も本来は市民社会と政府機構を結びつける役目を果たします。NPOインターンシップは、就職活動の一部ではなく、法学部独自のプログラムです。非営利市民活動の現場で働いてみて、市民社会の役割を体感すると同時に、結果として就職や進学にも役立つような潜在能力を高めます。参加実績の多かったのは以下のような活動です。

  • 議員インターンシップ(議会傍聴から、議員さんが経営る農家の牛の世話まで)
  • 貧困などの様々な社会問題に関する市民講座の企画運営
  • 旭岳で登山客に自然保護についてレクチャーするボランティア
  • 東日本大震災で被災した方々を宮城県で支援する
  • 子どもたちと遊んで子育て中の親子を応援する
  • NPOの設立や運営を支援するNPOでの事務作業

年間スケジュール

4月末 or 5月~7月 説明会、申込書提出、担当教員との面談、実習先との日程調整
8月 NPOインターンシップ講習会、関連する夏季集中講義
8月~12月 実習
1月 報告会、実習評価書(受け入れ団体が記入)と実習報告書の提出