第14回法学部カフェ

「子どもの心が見えていますか。」

昨年度よりスタートした法学部カフェも回数を重ね、今回で14回目。この回は、北見市役所さんのご協力を得て、北見市での”出張開店”の運びとなりました。

「話し手」は、本学法学部教員の後藤聡。北見のお母さま、お父さま方と一緒に「子どもの心が見えていますか。」をテーマに活発な意見交換が出来ればと思います。「聞き手」は地元・北見在住の児童文学者である、かしわばらかつあきさんにお務めいただきます。

日時 10月12日(金)14:00~16:00
話し手 後藤聡(法学部教授)
聞き手 かしわばらかつあき(児童文学者)
場所 北見市 北海学園 北見校地3号館1階ホール(北見市北光235番地)
対象 幼児から小学生をお持ちのご両親をはじめテーマに関心をお持ちのすべての方々

【「話し手」後藤聡よりごあいさつ】
◆真実の子どもの心がみえるようになるには、共感する態度が必要だと思います。共感は同感とは異なり、「相手がどのように考えたり感じたりしているのか、なぜそのように考えたり感じたりしているのかを理解すること」と定義します。
◆子どもから送られてくる情報には非言語的なものがあります。表情、行動、外見などがそうです。しかし、それらから心がみえたように感じても、推論でしかないために正確とは限りません。共感には言語を用いた対話が重要と考えます。対話と会話は異なります。対話とは「相手と間で言葉を通じて心を分かつ」ことと定義します。親子間で会話はあったとしても対話になっているでしょうか。
◆対話では、聞くのではなく、聴く姿勢が必要と考えます。聴かないと心はみえないと思います。聴くは訊く、効く、利くと関連していると考えています。
◆これらについて、例を交えながら平易に説明します。