教員紹介

教員紹介

加藤 信行

政治学科
加藤 信行 教授
Kato Nobuyuki

教育・研究活動
主要担当科目 国際法、国際機構論、専門演習
研究テーマ 外交的保護、国家責任法、国際海洋法
教育・研究への取り組み  国際法の講義では、全国的に定評のあるテキストと条約集を参照しつつ、ビジュアル素材を満載したプリントを用いて、壮大な国際法の全体像を体系的に理解し基本的知識を習得してもらうように努めている。法学部生用の本格的な国際法の教科書に加えて国際法の新しい体系的入門書を刊行し、これらを授業で活用するとともに国際法の普及に努めている。専門演習では、ゼミ学生の自主性を最大限に尊重し、課外活動にも力を入れている。
 研究に関しては、若い頃からの個人的な研究課題を引き続き遂行すると同時に、日本海洋法研究会などに所属して科研費に基づく共同研究に従事している。
近著 『国際裁判と現代国際法の展開』(2014年8月)
『ビジュアルテキスト国際法』(2017年4月)
その他
受験生へのメッセージ  大学生としての自覚をもって、勉学に励みつつ自由を謳歌してほしい。学問や勉強を甘く見てはいけない。とくに法学の習得には根気が必要であり、継続的な努力が求められる。目先の利益や快楽に流されてしまうことなく、人生を長い目で見て、充実した大学生活を送ってほしい。
趣味・特技 趣味:球技系スポーツ。最近は老化による体力減退のため、観戦が中心。特技:とくになし。
おすすめの作品 人それぞれなので、一般的にお勧めする作品を挙げることは難しい。国際法の入門に関するかぎりでは、加藤信行ほか編著『ビジュアルテキスト国際法』(有斐閣、2017年)。
出前講義
津軽海峡(の中央部分)が日本の領土でないのはなぜか -海の国際法と日本-  領土のない国はない。陸地領土の周りの海は、一定幅の範囲で「領海」と認められ、領海も「内水」とともに国の領土(国家領域)の一部となる。例えば、佐渡海峡や奥尻海峡は日本の領土となっている。  でも、津軽海峡の中央部分は、今の日本の法律では日本の領土とされていない!? 津軽海峡は佐渡海峡よりも最狭部の幅が狭いのに、なぜそんなことになっているのだろうか? この謎を、国際法という鍵を使って解くことが、今回の講義の目的である。
戦争と国際法 -国は戦争をしてもよいのか-  もしも北朝鮮が日本に攻めてきたら?米国が北朝鮮に先制攻撃を行ったら?・・・長年平和を享受してきた日本で、いま、そんな不安が広まっている。では、そもそも国家には戦争を行う自由などあるのだろうか?日本国憲法では戦争放棄を謳っているけれど、国際法は戦争を禁止していないのだろうか?  そんな疑問に答えるため、この講義では、戦争または武力紛争の規制にかかわる国際法のおおまかな歴史をたどったのち、日本がかつて行った戦争などを例に挙げながら、現代国際法における武力不行使原則とその例外についてお話しする。
国際裁判と日本  2014年、日本が初めて国際司法裁判所に訴えられた事件(南極海捕鯨事件)の判決が下された。結果は日本の完敗であったが、判決後安倍首相はこの判決を誠実に履行する旨を表明した。国際裁判の判決には従わなければならないから、安倍首相は当然のことを言ったにすぎない。  国際司法裁判所(ICJ)のほかにも、世界には様々な国際裁判所があり、日本が国際裁判の当事者となる機会も増えている。この講義では、最も重要なICJを中心に各種の国際裁判所を紹介するとともに、日本が関係した幾つかの国際裁判を取りあげる。