学科紹介

政治学科

政治とは何か

政治・行政と私たち
「ゆりかごから墓場まで」という言葉を聞いたことがあるでしょう。しかし、今の私たちの生活は、「ゆりかごから墓場まで」どころか、それこそ生まれる前から亡くなった後まで、何らかのかたちで国や地方の行政の関与を受けています。

行政の関与は、なくては困ることもありますが、邪魔になることもあります。これは、人により、場合により、さまざまですが、こうした意見や利害の対立を調整し、行政の関与の方法や程度を決め、その根本ルールである法律を定めるのが、政治の役割です。

政治は、実にさまざまな場面で登場します。社会生活においては、意見や利害の対立は避けられないからです。生活基盤を整備するためにどんどん道路を造るべきだという人もいれば、道路を造るのは環境破壊につながるのでできるだけ避けるべきだという人もいます。市民の経済活動に政府は関わるべきではないと普段主張している人たちも、不況になれば政府が何も対策をとらなかったことを非難します。 こうしたさまざまな意見や利害がある中で、どこかで誰かが、市民生活を共同で行っていくためのルールや方針を決めなければなりません。毎日利用する道路や橋、地下鉄、上下水道、あるいは催しもののための公共施設などをどの程度用意するか、そのために必要な費用をどうするかも決めなければなりません。これらの決めごとは、すべて市民の代表者である政治家たちの議論の結果作り出されたものです。つまり、政治によって作り出されてきたのです。

政治学科で何を学ぶのか

政治と行政に関わる諸問題を分析する
このように、私たちは生活のさまざな場面で、知らず知らずのうちに政治と行政に接しています。 しかし、政治と行政には、「さまざまな意見と利害をどのように調整していくのか」、「その結果私たちの今の生活や将来の生活にどのような影響を与えることになるのか」、「こうした決めごとを行う政治家たちをどのように選ぶのか」、「政治家たちの決定に影響を与えるにはどのような手段があり得るのか」、「私たちの求める役割を行政は果たしているか」、「公共の問題は政治・行政にしか解決できないのか」などなど、多くの考えるべき問題があります。 こうした問題を分析するのが政治学であり、問題の多様性に応じて政治学は、次に示すような変化に富んだ学問の体系となっています。

専門教育・カリキュラムの特色

地域政治や地方自治を重視
政治学科では、1年次に学んだ基礎的事項をふまえ、2年次からは、政治史・政治過程論・国際政治学などの「基礎講義」、日本政治史・自治体学・地方財政論・比較政治学などから構成されている「専門講義」によって、政治学の専門的・応用的知識を身につけていきます。「政治学専門講義」では特に、地域政治や地方自治に力点が置かれています。それは、本学科が、私たちにとって身近な地域の自立に着目して、地域の視点から政治を捉えることを重視しているからです。

さらに、「政治学応用講義」では、国際地域政治研究などにより、国家中心主義を超えた近年の政治現象についての理解を深めます。

TOPICS

NPO、NGO活動など多様な実践教育
法学部の卒業生の中には、道議会や市町村議会の議員として、また道庁や市役所、町村役場の公務員として、政治や行政にかかわる仕事をしている人たちも少なくありません。政治学科での教育は専門知識を身につけるだけではなく、公務員や議員として何をするのか、あるいは一市民として、選挙や市民運動を通じ、政治や行政にどう関わっていくのか、主権者としての判断力や発信力を養うことも狙いとしています。
実際に、ピースボートのようなNGO(非政府組織)や、非営利のラジオ局のようなNPO(非営利組織)活動、自治体選挙のボランティアに関わっている学生がいます。こうした活動を法学部のスタッフも、講義や演習、また学外の活動を通じて、積極的に支援しています。

政治学科生が取得できる資格

教育職員免許
・中学校教諭1種/社会
・高等学校教諭1種/地理歴史・公民
図書館司書
司書教諭
社会教育主事
学芸員

政治学科生が受験する主な資格試験

司法試験、司法書士試験、行政書士試験、公認会計士試験、税理士試験、不動産鑑定士試験、弁理士試験、社会保険労務士試験、法学検定試験 など